田舎に住むときに、つい都会の感覚で「困ったら誰かが対応してくれる」と思ってしまいます。
アパートなら管理会社がいるので、設備トラブルも住民トラブルも基本そこが動いてくれます。
でも、田舎は違います。
水道から赤いサビがでて碌に水を使うことも出来なくなったとき、管理会社みたいに対応してくれると思って相談したら、返ってきたのは「大家さんに伝えますね」という一言だけでした。
そして気づきました。ここには”管理会社”みたいな存在はいない。
いるのは、ただの”つなぎ役”でした。
- 管理会社と移住サポートセンターの違い
- 管理会社と同じ動きをしてくれるかと思うと後悔する理由
- 田舎の住居の現実
- 田舎の一軒家はグレーゾーン?
- 移住する時に気をつけること
- まとめ
- 他に地方移住でぶつかることの記事はこちら(/・ω・)/
管理会社と移住サポートセンターの違い

管理会社(アパート・マンション)
対象:建物(アパート・マンション)
やってること
- 部屋の契約・更新・解約の手続き
- 家賃の回収
- 住民トラブル対応(騒音など)
- 建物の修繕・清掃手配
- オーナーの代わりに運営管理
「この建物をちゃんと回す係」
住んでいる人は”利用者”で、管理会社は”運営側”。
地方・田舎の移住サポートセンター
対象:人(移住したい人・地域にくる人)
やってること
- 移住相談(どこに住む?仕事ある?)
- 住まい探しのサポート
- 仕事紹介・地域おこし協力隊の案内
- 地元の人とのつなぎ役
- 移住イベント・体験ツアー
「人をその土地に呼び込んで定着させる係」
目的は建物じゃなく「人口・暮らし・地域の活性化」
一番の違い
- 管理会社➡建物を維持する
- 移住サポセン➡人を呼んで増やす
管理会社は「今いる人の問題処理」寄りで、移住サポートは「これから来る人の設計」寄りです。
管理会社と同じ動きをしてくれるかと思うと後悔する理由

家のトラブルを解決してくれると思って相談した
⇩
実際は「情報をだす・つなぐ」だけだった
⇩
結果「放置される」ように感じる
移住サポセンの現実(基本構造)
- 役場系or委託団体
- ”窓口”であって”解決屋”じゃない
- できることにかなり制限がある
例えば
- 部屋を直接押さえる➡できない
- 仕事を確実に用意➡できない
- 代わりに探してあげる➡できないことが多い
できるのは「情報を渡す・地元に繋ぐ・制度を紹介する」ことです。私の場合は役場で顔がとても広い偉い方が対応して下さったので本来サポセンではできない事をして下さって生き残ってる状況です。とても運が良かったのだと思います。
管理会社との決定的な違い
管理会社は”責任者”➡物件トラブルは義務で対応
移住サポセンは”案内係”➡あくまで橋渡し役
だから、起きるズレは「困ったら解決してくれる窓口かと思ったら困りごとの方向を教える地図係だった」ということになります。
ただし、田舎なので良心的な方がいる場合は対応して下さることもあります。本来は、やる権限がないから動けない状態です。
田舎の住居の現実

①町営住宅(公営系)
- 運営:市町村
- 実務:役場or指定管理者
- 修繕:基本は行政ルールで動く
特徴:
- ルールがはっきりしている
- でも対応は遅め・硬い(ある条件があると早い)
- ”管理会社的な柔軟さ”は弱い
ある条件とは、町会議員が絡んでくると早いです。田舎あるあるです。
②一軒家(移住・空き家バンク系)
- 所有者:個人(元住民・地主など)
- 仲介:移住サポセン・役場・地域団体
- 管理:基本なし
特徴:
- 「住める状態で貸すけど、その後は自己管理より」
- 修繕・トラブルは大家判断
- サポセンは”紹介か大家に繋ぐ係”
私が住んでいる人口1万人以下の田舎だとこの2パターンしかないです。
田舎の一軒家はグレーゾーン?

田舎の一軒家はグレーゾーンも多く、
- 配管が古いまま
- 修繕基準がゆるい
- 「住めればOK」で運用されている
私の場合は、最初に住んだ家が本当に最低限住める状態でした。
5か月くらい住んで水道管のサビが凄くて赤い水が出てきたり、ぼっとん便所だったのですが、そのファンが壊れて夜眠れない位の音が出たりしてどんどん家が崩壊していき、約6カ月しか住めなかったです。その時の前任者がろくに引き継ぎもせず逃げたのと職場に嘘をつかれた、場所も予約しないとバスも呼べない、自治会の予定も重なり、買い物もろくに出来ない状態でそのまま冬を過ごしたら凍死しかけました。
そして、契約書には大家か移住者どっちが支払うかを曖昧に書かれており、受けとり手によって解釈が違うので大家が「移住者の責任」と言えば支払い義務がこちら側に発生されるように書かれている契約書でした。
私は拒否して引っ越しました。
※必ず契約書を確認して最初にはっきり線引きをしておいた方が後々トラブルにならずに済みます。
もし水道管のサビが管理会社の場合だったら
水道のサビ水は建物設備の問題なので、管理会社が一時対応をして必要なら修理手配をし、基本は入居者に負担を押し付けません。建物の責任に乗る問題だからです。
移住サポセン経由だと何が起こるのか
物件の所有権を持っていないので、修繕修理も出来ない、できるのは「大家や役所への連絡」です。
流れとしては、サポセン➡大家➡判断➡入居者請求(場合による)
個人的に一番嫌だったのが、私無しでサポセンと大家の間だけ情報共有して、実際に家に住んでいる私に話が回ってこず、勝手に裏で話が進められていたことです。
移住する時に気をつけること

- その土地にどんなパターンの移住の仕方があるのかを確認する(管理会社経由、移住サポセン経由、町営住宅、大家と直接交渉など)
➡管理会社経由があるのなら断然管理会社経由の方が良いです。
個人的な体感としては、
管理会社➤大家と直接交渉➤町営住宅(田舎単身は厳しめ&家族世帯歓迎が多い為)➤移住サポセン
※移住サポセンからの場合は強制的に自治会加入の地域もあるのでちゃんと確認した方が良いです。
※個人的に良いと思ったのは、最初だけサポセンに大家と繋いでもらって、大家と直接交渉できるなら間にサポセン入れずに大家と移住者間で決めてサポセン挟まない形にしたほうが、話がごたつかずに済むと思います。
- 安定して移住してみたいなら、地域おこし協力隊。ただ任期がある。
- ワーキングホリデー、農業インターン・農業体験バイト、体験住宅などをして下見をしてみる。
まとめ
・一軒家に住みたいなら移住サポセン経由➡管理会社のように管理をしてくれる訳ではないので実費負担を念頭に置いた方がよいです。トラブル回避したいなら買った方が楽な場合もありますが、老朽化など注意が必要です。
・アパート感覚で田舎に住みたいなら町営住宅➡現地民情報だと役場に何言ってもやってくれないという声がちらほら聞きますが、制度があるのでサポセンに丸投げされるよりはマシかと思います。(田舎だと人手不足だったり優先順位が低いなど対応が遅い理由がちらほらあると思います。)
・大家と直接契約(私の場合)➡間にゴタゴタが入らないぶん楽ではありますが、何かあったときのトラブル対応は大家と直接相談です。直行なので対応が迅速でありがたいです。
あと、悪いことではないと思うのですが、サポセンや役場の方が本来移住者の為に使うべき物件に家族を住まわせるようなこともしていたりするので、地元民はそれに憤慨している地域もありました。
私はいつも思います。なぜ未だに出会いもない、仕事もない、田舎の悪い所をほとんど経験したのに住んでいるのかを…。
見てくれてありがとうございました。これから移住する方が私のように失敗しないように参考になると幸いです。