種から育ててる人が比較的に少ないと知り、実際にやっている簡単に芽が出る方法と個人的メリットデメリットを紹介します。
①プラグトレーを使う
コメリとかで比較的安価で売っている。
私は128穴を使ってる。そのままだと大きくて邪魔になるので小さく切って使うのがオススメ⭐️
ズッキーニやカボチャなどの大きめの種子はポットから種子を育てると芽が出やすい。
おすすめは12㎝のポット。
②種まき用の土を使う
水はけと柔らかさが大事なので種から芽が出るまではちゃんと種まき用の土を使うことにしている。
私の場合、畑の土を使ったら途中カチカチになってしまって根っこは出ても芽が出なかった。
③水やりはなるべく霧吹きで
水やりをするときに水が弾いたりして種が浮いて出てきたり外にこぼれたりするため。
柔らかい土だと水の圧で穴が開く。
④種が好光性か嫌光性か
簡単に言うと太陽が好きか嫌いかの違い☀️。
太陽が好きな種は太陽に当たる所に、嫌いな種は太陽が当たらない日陰で育てると芽が出る確率が高くなる。
芽が出たら嫌光性も太陽にあてて光合成をさせる。
⚫︎好光性
カブ、キャベツ、ブロッコリー、ゴボウ、春菊、レタス、シソ、ミント、セロリ、人参、パセリ、三つ葉など。
⚫︎嫌光性
大根、ラディッシュ、かぼちゃ、キュウリ、シロウリ、スイカ、トウガン、ゴーヤ、メロン、トマト、ナス、ピーマン、唐辛子、シシトウ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、ネギ、ワケギなど。
※ここに書いてない代表的な落花生、枝豆やとうもろこしなどはどちらでも良いみたいだけど諸説ある。
⑤水と温度と酸素が大事
ちゃんと種の発芽温度を見て植えていく。
温度計は結構大事🌡️。場所が違うだけでも10℃以上違う時があり、レンガとゴミ袋で作った簡易ビニールハウスだけでも日が差すと40℃近くなるので気をつける(外気温26℃の時)。
保温のためにビニールハウスなどを使っていても通気性をよくしてちゃんと酸素補給をさせる。
種子は土の中でも酸素を取り込んでいる。
⑥芽が出て🌱←この状態で安定していたらポットに植え替える
芽が出てもプラグトレーに植えたままにしておくとぎゅうぎゅうになってしまって上手く太陽が当たらなかったり、土の栄養がなくなっていく。
土の栄養がなくなるとなぜか虫もきて芽を食べて処理しようとしてくる。
植えかえるときは土ごとゴソッと取って植え替える。
おすすめのポットは12㎝ポット。大きくもなく小さくもなくちょうど良いサイズ。
土は、余った種用土で大丈夫。
⑦植え替えたら化成肥料を芽から離れた隅っこに小指の先くらいだけ置いておく
(化成肥料を使いたくない場合は、植え替える時に腐葉土などを混ぜておく)
化成肥料を芽の近くにおいたり多く置くと枯れたりドロドロになったりするので注意。
これで3葉、4葉目がでてくるまで水やりをやっていく。2葉目あたりからは頑丈になってくるので普通のジョウロや雨水でも大丈夫。
早めに畑とかの土に地植えすると片っ端から虫に食べられて全滅するので注意←体験談_(:3 」∠)_
3葉、4葉目が出てきたら大きめの植木鉢や畑に地植えしても虫などでやられることは少なくなる。
メリット
⚪︎安価で量産ができる
⚪︎プラグトレーや種用の土、種代の初期費用がかかるが一度に大量に種を蒔かない限り2、3年余裕で種が持つ(保存が適切な場合、大抵冷蔵庫にいれてる)
⚪︎固定種の苗が中々売ってない場合があるので種を買った方が早い。固定種なので家庭菜園程度なら採取してまた育てることができる。
⚪︎無農薬栽培が可能。(たいていの苗は農薬がかけてある為)
デメリット
●いろんな種類をたくさん作る場合、霧吹きでの水やりが大変。
●少し多めに作らないと成長しきらない前に虫に食べられる事がある。
●苗が3,4本しかいらないのであれば成長している苗を買ったほうが安価で済む。
●確実に育てたいのであれば苗を買ったほうが良い。
●無農薬無肥料で育てる場合は時間がかかるのと虫に食べられやすい。
こんな感じでやっています。
プラグトレー、ポットの発芽率は全体的に80%くらいで結構高めです。
直接種を地植えした場合の発芽率は40%くらいでした。
根菜類などは直接種は地植えですが、バジルやシソ、ししとう等の芽が小さいのは成長する前に虫に食べられて全滅したことがあるのでポットである程度成長してから地植えした方が良いと思う。
種から育てると結構愛着がわくのも大きな利点です。風などで折れたり、虫に食べられたり、野良猫に穴を掘られてダメにもなってしまい絶望したりしますが対策を考えたりと勉強にもなります。
いろいろな種類を5,6ポットくらい作っているのですが土を扱ったりするので育ててるだけでも運動不足解消にもなるし、野菜も買うことがなくなるのでどんな環境であれ、野菜を育てて不利になることはないと思います。
ちょっとでも興味がある方は最初は失敗続きかもしれないですが、最終的に野菜を育てる事ができれば後悔はないと思うのでやってみて損はないと思います。