ボールペン画#18 精密画の描き方
閲覧ありがとうございます。よもとらと申します。
今回は細かい精密な背景の描き方の紹介をしていきます。
下書き〜ペン入れまで
最初に主体となる絵を描いておいて、その絵が消しゴムなどで消えないようにペンなどでなぞっておきます。
次に背景のデザインのアタリを描いていきます。
アタリをつけた所にデザインとなる絵のラフを描いていきます。
絵のラフのペン入れをしていきます。
色が決まってない時は、SARASAの黄色でペン入れをしています。
決まっている時は、青系はSARASAのライトブルー、緑系はSARASAのライトグリーンでペン入れをしています。
⚠️注意点は最初の絵の所にペン入れをしないようにする事です❗️
花の後ろの背景はブロックのようにしたいので定規を使って計りながら下書きを描いていきます。
今回のブロックは1㎝間隔にしていきます。
紙の端に1㎝間隔で目印をつけていきます。
目印を付け終わったら、その目印にそって線を繋いでいきます。
全部繋げると綺麗なブロックの形になります。
デザイン的に少しブロックを削っていきます。
黒塗りの所が残す所です。
SARASAの黄色で線を定規を使ってなぞっていきます。
他の絵と区別できるようにSARASAのライトブルーでなぞる事にしました。
色を塗っていきます。
最初に花を塗っていきました。
青系の色が一番修正が難しいので青系を使わない所から塗っていきます。
隣の色と被らないように注意しながら配色を考えていきます。
次に金魚を塗っていきました。
幸せの象徴であるクローバーを描いて、色は宇宙感を出しました。
そして宇宙猫とペンギン、うさぎをぬっていきました。
宇宙猫は旧作の時の絵ではエンキとエンリル設定で赤い着物の猫にはツノが生えていました。
今回の絵では旧作と違い、目の色も宇宙色にしました。
ブロック→天の川宇宙と塗っていきました。
ブロックはゴールドとシルバーでラメが入っているので本当は最後に塗りたかったのですが、一番後ろの背景がブルーブラックで一番暗い色ということもあって天の川宇宙よりも先に塗りました。
ブロックを塗ったボールペンはjuice up(ジュースアップ)0.4超極細/メタリック6色セットのゴールドとシルバーです。
天の川宇宙の天の川の所は、SARASAペールブルーとjuiceパステルブルー、juiceホワイトで塗りました。宇宙の暗い部分はブルーブラックです。
絵の意味
この絵は本来、旧作がありましたが原画が紛失してデータしか残っていないので改めてリメイクしました。
旧作はこちら↓
元々はエンキとエンリルという神様をモチーフとして描いていました。
エンキとエンリル=イザナミとイザナギ等諸説ありますが、旧作を描いた時にはそれがモチーフでした。
金魚に乗っている方はエンリルで、ツノのある方がエンキでした。
そして、いつぞやか夢で見たペンギンとブタがエンキのそばにいます。
ブタの意味はトントン拍子にことが進む、子孫繁栄です。
ペンギンの意味は困難を乗り越えて良い方向に進むことができるという意味があります。
金魚は金運の象徴でもあり、魔除け、龍になる前の姿とも言われており縁起物の一つです。
エンリルが金魚になって幸せを運んで、それを見たエンキがエンリルと顔を合わせて何かを交信しているって感じの絵です。
リメイク作品↓
題名 宇宙金魚
リメイク作品は旧作とほとんど変わりないですが、エンキとエンリルを宇宙猫という名前に変更し、ブタをうさぎにしました。
金魚には幸せの象徴の四葉のクローバーを描いて背景は天の川で2人の距離を近くしてお互い笑い合っている感じにしています。
金魚の目はエジプト感を出しました。
うさぎとクローバーはどちらも幸せの象徴として有名です。
旧作よりも幸せ感を沢山足しました。
一番後ろの背景を天の川にしたのは夜中、自販機にジュースを買いに行く時に夜空を見たら大量の星と天の川がそこにあったからという単純な理由です。
スピリチュアルでは天の川はエネルギーが高くなっており、宇宙と繋がって才能開花、様々な事に活力がみなぎってくる意味があります。
エンキとエンリルを宇宙猫にしたのは本来捕食者側の猫が金魚の力をかりて空を飛んでいる所がエモいと思ったのと親しみやすさからです。
目の色も宇宙色にしました。
金魚のエジプト感ですが金魚の目をラフで描いていた時にふと頭にエジプト壁画のホルスの目が過って、ホルスの目をそのまま描くのは嫌だったのでエジプト感が少しでも出るデザインにしようと思ってこのような目に至りました。
旧作と新作差分
旧作は2、3年前くらいの絵なのですが、新作リメイクを見ると成長したなぁと実感できて満足しました。
反省点をあげるとしたら、ブロックを旧作と同じくもっとカラフルメタリックにすれば良かったと思いました。