よもとら diary

ボールペンや水彩の描き方、野菜栽培、心霊話、脱ステ経験談など経験を元にした雑記ブログです。主に17:00更新。

ボールペンイラスト#10 色の配置について

 個人的な喧嘩しない色の配置を紹介していこうと思います。

 

 

テーマを強調したい時

例)テーマ 馬

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①テーマの色を決める

 

②テーマと被らない色にする

 青でも薄い青と濃い青があるので薄い水色と濃い青など差があれば、お互いをつぶし合わないので大丈夫です。

ただし、青とコバルトブルーなど遠目から見たら同じだなぁと思う色は同化して色が潰れるので注意です。

 

③テーマ周りににパッと目につく色を配置する

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 周りの背景やテーマの馬の暗めの色に対して、テーマの周りに明るめの色を配置することで、パッと見でそこに目が行くようにしてテーマを強調させていきます。

 

④テーマを押し出すデザインと色を考えて後ろに置く

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テーマの色と色被りしてなければ大丈夫です。

 

⑤③と④の色を邪魔しない様な色を配置する

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 色の強さでいうと白>黄系>赤系>緑系、青系>茶系>黒です。白が強く、黒が弱い感じになります。

 ③で使われている色はテーマにパッと目をいく様にしているので最低限その色を邪魔しない色を周りに配置させます。

③の色は黄系と赤系なので、それより弱い色の緑や青系を使うと色が潰れず、強調されたまま維持できます。

 ④の色は青系でその周りも青、緑系になっていますが、④の所には水色が多様されており、周りの色よりも白みがあると潰れずに強調されたままになります。

 

⑥&⑦全体にメリハリをつけるための差し色

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 ③の1箇所だけ黄系&赤系の色になると、そこにだけ目がいってしまい、他が同じ色ばかりでもったり暗い印象を与えてしまうので、最低でも上段&中段&下段の1箇所ずつには差し色として同じ様な色を配置するとメリハリがついて全体的に綺麗な色合いに仕上がっていきます。

 この絵で言うと③が下段、⑥が中段、⑦が上段の位置になります。

 ちょっとしたポイントとしては、1番手前の色(③)よりも色を強くしないと言うことです。

なぜかというと、テーマ周りに配置している色なので、その色と同等または強い色にしてしまうとそちらにばかり目がいってテーマの邪魔になってしまうからです。

なので、例で使っている絵では赤に茶色を入れたり、オレンジに水彩で黒を薄く塗ったりして手前の色の邪魔をしない様に色を抑えています。

 

⑧テーマの絵の周りに白を入れる

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 色として1番強い白を入れることによって背景の色に対して潰れずにテーマを強調させることができます。テーマの色と背景の色が全くの反対色であれば白を入れる必要はないと思いますが、今回はどちらも、もったりした色合いなので白を入れました。

 

 

普段、色の配置で気をつけていること

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①隣の色と被らない様にする

 意図的に全部青色や赤系で統一したいと言う時以外は隣と接触する部分の色は被らない様にしています。青系という大きな括りで被らない様にするのではなく、青と水色なら隣同士OK、青とブルーブラックなら隣同士OKと比較的自由な感じで結構ザルですが、次の②のような方も考えているので色が偏ることはない様にはしています。

 

②色の重さの比率を考える

 色の重さの比率とは、個人的な判断ですが黒が重く、白になるにつれ軽く感じるということです。これを考えて色の配置をしていっています。

軽い←白<黄系<赤系<緑系、青系<茶系<黒→重い

 色の強さの反対と考えると分かりやすいと思います。色が強いほど軽く、弱いほど重いと個人的に考えていて全体が重い色だけ、軽い色だけで偏らない様に配置しています。

 

③見やすく、はっきり見える様にする

 細かいので全体的パッと見るとグチャっとしてて分かりづらい所もありますが、見やすい絵にすることには心がけています。

 1番はっきり見やすくするには黒で線引きをするのが1番良いと思いますが、そうゆう仕様で無い限りは個人的な感じ方の問題で黒で線引きをすると仕切られてる感があるのでそれはしないことにしています

ビンテージ感を出すために茶色で線引きをして仕切りをつけることはあります。

 

④手前の絵と背景の色は反対色で

 普段の絵で良くやっていると思う事は、手前の絵が赤や黄系が強い場合は背景は暗めの青系、手前の色が青系の場合は背景が赤や黄系にして反対の色を多様している事です。

これは、見栄えを良くするために活用しています。反対の色にするとお互いを強調させ合います。

 注意点としては軽い色の方が強いので背景を軽い色にしたい場合は背景を広めにとった方が見栄えは良いです。狭くとるとチラリズムみたいにそこにばかり目がいってしまうので注意です。

 又、背景を水彩にすると何色でも大丈夫なのでおすすめです。

 

⑤自由に書くことを忘れない

 色々配置について個人的な意見を述べましたが、楽しんで自由に心のままに描くのが1番だと思います。小さい子供が描く奇抜な色の配置にはやはり敵わない所があります。

 独学であってもやっていくにつれパターン化していってしまうので手探りで描き始めた時の絵の方が心にくることも多々あります。

なので、恥ずかしいかもしれませんが昔の絵をみて初心に戻ることも大切なことだと思います。

 

 

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